砂防堰堤のスリット化って何ぁーんだ?  
一男性から電話で、「予算委員会での質問、新聞で読みました」。砂防ダムのスリット
化って、どんなことですか、狙いは。もう少し具体的に知りたいのでとの事でした。
 砂防ダムの堰堤には、どんな種類があるのか?

 
堰堤の種類は、不透過型砂防堰堤と透過型砂防堰堤に大別されます。不透
    過型砂防堰堤には、コンクリート重力式堰堤、アーチ堰堤、三次元堰堤があ
    ります。透過型砂防堰堤には、コンク リートスリット堰堤、大暗渠堰堤、鋼製
    スリット堰堤があり、鋼製スリット堰堤には、スリットタイプと格子タイプがあり
    ます。

コンクリートスリット砂防堰堤

綱製スリット砂防堰堤
格子タイプ





透過型砂防堰堤は、自然環境に対して効果がある様ですが。

  まず、現在まで数多く設置されてきた不透過型砂防堰堤の機能は、沢や谷を
     遮断することで、そこに土砂が貯まります。貯まることによって、山脚を固定し
     山の崩壊を防止するのです。透過型砂防堰堤は、平時は堰堤で土砂は貯ま
     りません。一気に土砂が流れる洪水時の際は、ダムで土砂を堆積させ、洪水
     が過ぎると透間から徐々に土砂を下流に流出します。堰堤に透間があるかな
     いかで機能が違うのです。自然環境に対する効果については、自然の中に
     災害防止などの目的から必然的に工作物を 設置せざるを得ないとしても、透
     過型であれば、より自然に近 い環境状態を維持出来るとした考え方と思いま
     す。




スリット化とは?   

 山形県は、全くなかった透過型砂防堰堤をH10年以降、38箇所設置し、H14年
    12月末まで施工中の堰堤29箇所を含め、透過型堰堤は67箇所になっています。
    近年、新設堰堤は、透過型が増えて来ている様です。今後は、既設堰堤につい
    ても、スリット化を進めて行かなければなりません。数箇所ですが、既設堰堤の
    スリット化も進められています。 スリット化は、通常時にスリットから下流へ土砂
     を流すことに、より河川環境を自然に近い状態に保てると同時に、スリットを魚
    道として利用でき生態系への配慮もなされる利点があります。





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