「無登録農薬問題」について  
若いお母さん達とのお茶飲み会で、「無登録農薬が大きな問題になりましましたが、
食の安全は大丈夫なのかしら?」等々、ちょっとした議論がありました。
その中から・・・

Q 
無登録の農薬って、どんなものなんですか?

 農薬取締法では、農林水産大臣の登録を受けない農薬について製造・加工・
    輸入が禁止されています。問題になったダイホルタンやプリクトランと云った
    農薬は、発ガン性があるなどから十数年前に登録が失効されていました。
    また、残留農薬基準からも、食品衛生法で検出されてはならないことになっ
    ています。「よく効く、散布回数が少なくて済む」などから、以前から使用され
    ているのではないかとの噂がありましたが、今回そうしたことが判ってきたの
    です。発ガン性などの理由から、登録できない農薬もある一方、マイナー作
    物ゆえにメーカーが採算性から登録申請しない場合も多く、使用できる農薬
    が少ない現状もあります。現実的にキュウリには使えて、ナスにはだめと云
    ったケースもあり、制度の簡素化が求められています。



もう、大丈夫なのかしら・・・心配です。

 県は、市町村やJAなどと協議を重ね、散布したものについては、出荷停止、
    焼却処分などを行なってきました。生産者においても、使用していないとした
    誓約書を添付し、万全を期すことになっています。
    残留農薬分析も8月24日から、ラ・フラ ンス、りんご、柿など1,700検体を分析
    検査してきました。 また、対象農薬の速やかな回収も行ってきています。
    県全体の果実からすれば、今回の農薬に関係した果実は、ごく一部に過ぎな
    いのですが、絶対市場に出回らない様、消費者に迷惑の掛からないように務
    めています。



山形県には、おいしい果物がたくさんあります。今後、こうしたことのない様にし
  ていただかなければと思うのですが、県の対応は?    

 
副知事をトップに「山形県食の安全確保対策会議」を設置し、食の安全確保
    に全庁挙げて取り組んで行く事にしています。 安全な食品を生産・供給して
    行くためのさらなる仕組み作り、県民、消費者に対する情報提供や、学校給
    食、観光物産面など様々な場面でも理解を求める取り組み、食品の安全確
    保のための県行政内部の体制整備、等などです。
    県は農業基本条例を制定し、地産地消を推進してまいりました。今回の出来
    事は、こうした根底さえも揺るがすものでもありました。失われた信頼は、並
    み大抵の努力では回復できません。県民一丸となって、一つ一つ積み上げ
    て行く努力が求められています。

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