ちょっとブレーク

No.8 2002.6.18
スポーツの魅力
梅雨の季節を迎えようとしている時、日本社会は、まさに梅雨空の感がある。
そんな空模様に一時の晴れ間を与えているのが、Wカップ、日本の予想以上の快進撃
とサポーターの熱狂ぶり。今では、にわかサポーターも鰻のぼりとのこと。人を夢中にさ
せ、パワーを与える、そんな魅力をスポーツに感じているこの頃である。
三月初旬、小さな手作りの激励会が開かれた。主役は、小柄なランナー「阿部哲史」くん。
彼は、全国都道府県対抗駅伝や県高校駅伝で活躍、注目されている。今春、鶴岡工業
高校を卒業して、拓殖大学に入学したのを機に、地域の方々が集い、このたびの激励会
になったのである。会も佳境に入ると、「哲史、箱根に出たら応援にいくぞぉ」、威勢のい
い声が飛び交う。箱根を疾走するには、二つのハードルを越えなければならないのだ。
その一つは、箱根駅伝のレギュラー10人に大学内で入る事。そしてもう一つ難しい障害は、
シード校でない拓大が予選会を突破しなければならないことだ。「哲史、出るなら五区の山
登りだぞぉ」、大人達の勝手な夢に、本人は軽くうなずくだけ。夢を見させてくれている。
でも、夢は現実になることも、しばしばあることを忘れてはならない。