ちょっとブレーク

No.28 2004.2.17
■古絵図特別展
近所に、致道博物館がある。致道館は庄内藩の藩校なのだが、その名を取った致道博物館は
郷土資料館といった所である。メンバーには年間展示案内情報が提供されるが、いただいた
時から是非見てみたと思っていた特別展、「古絵図の魅力」 =近世庄内の情景=に出掛けて
きた。そこには、江戸時代に描かれたという領国絵図、城下絵図、河川絵図や名所絵図、そし
て日本地図に世界地図など 31点が展示されていた。圧巻なのは、正保年間(1644〜47)の
「出羽一国之絵図」である。幕府が、諸大名に提出を求めて作らせたものの複写らしい。
約12m×6mのサイズで、鶴岡、山形、秋田を始めとする城下などが描かれ、詳細はこれで見
なさいとばかりに、傍らにはオペラグラスが3台置いてあった。男鹿半島の大きさがいささか気
になったが、なかなか精巧に描かれている絵図である。
また、献軸「最上川谷地押切渡より柏沢迄絵図」(2巻)
延享3年(1746)は、延々と細長い絵図で当時の政治、
経済、軍事として重要な位置を占めていた最上川沿線
の様子が手に取るように理解できる大変興味深い絵図
であった。
幸い外は猛吹雪、展示室は独占状態だった。暫し、古
絵図の時代へスリップした気分に浸らせていただいた。
この特別展は、2月26日まで開かれている。必見の価
値ありである。