ちょっとブレーク

No.18 2003.3.31
■映画、「たそがれ清兵衛」に想う
映画部門の各賞を総なめした感がある「たそがれ清兵衛」、その中で一番心に残ったシーンは
と問われれば、煎餅布団に身を横たえる痴呆の祖母に、「ばばちゃん」と言って末孫娘が添え
寝する場面である。薄れがけた記憶をたどれば、そんな経験をしたことがあった様な気がする
のである。祖母の足先の冷たさが、徐々に温もりに代わって行く、何
か役に立った気持ちになったものである。確かに、一昔前まではこう
した光景が各家庭では日常的なものだったのである。
幼い子にもさえ、相手を想う心があったのである。この映画には、そ
うした家族のきずなを感じさせる多くのシーンがそれとなく登場する
のである。