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| ■映画、「たそがれ清兵衛」に想う | ||
| 映画部門の各賞を総なめした感がある「たそがれ清兵衛」、その中で一番心に残ったシーンは と問われれば、煎餅布団に身を横たえる痴呆の祖母に、「ばばちゃん」と言って末孫娘が添え 寝する場面である。薄れがけた記憶をたどれば、そんな経験をしたことがあった様な気がする | ||
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のである。祖母の足先の冷たさが、徐々に温もりに代わって行く、何 か役に立った気持ちになったものである。確かに、一昔前まではこう した光景が各家庭では日常的なものだったのである。 幼い子にもさえ、相手を想う心があったのである。この映画には、そ うした家族のきずなを感じさせる多くのシーンがそれとなく登場する のである。 |
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